リズム感を向上するには
メトロノームを使う
苦手なフレーズやリズムを取りにくいと感じている時は、
自分の中に「基準となる時間の感覚(テンポ)」が揺らいでいる場合があります。
その場合は、感覚に頼らずメトロノームを聞きながら弾いてみると良いと思います。
メトロノームと合わせると、走ってずれているのか、もたってずれているのかを
確認しやすくなると思います。
頭の中でカウントをとる
繰り返しフレーズを練習していくと、手慣れてくるのでテンポを上げても
弾けるように(弾けた感じに)なってくると思いますが、
実際は、雑な演奏になっている場合があると思います。
雑な演奏を防ぐ方法の一つとしては、
弾きながら頭の中でカウントをとると良いかもしれません。
カウントをしながら弾けなくなる場合は、
リズムをコントロール出来ていない可能性があると思います。
その場合は、カウントしながら弾けるテンポまで落として練習すると良いと思います。
練習時間が取れない人の為の効率的な練習方法
週末だけ長時間練習するよりは、毎日少しだけ練習する方が効率的です。
例えば、1週間あたりに確保できる練習時間が5時間の場合、
以下の2ケースを考えてみます。
1.土曜日だけ5時間練習(たまに短期集中型)
2.平日(月〜金)だけ1時間練習(分散型)
1.のメリット・デメリットは
メリット :休日なので比較的、体調が整っている状態で練習できる
デメリット:長時間集中力を持続しないと練習効果が下がる
2.のメリット・デメリットは
メリット:長時間の練習ではないので、億劫さを感じずに練習ができる
デメリット:練習が乗ってきても打ち切りするのでもったいない
といったことが考えられます。
短期集中型、分散型のどちらか好みかは個人差があると思いますが、
自分は、分散して練習するほうが効率的だと感じました。
詳しいことはわかりませんが、脳科学的には、
練習内容を脳に定着させるには、「ある程度忘れさせてから再度練習する」といった事が必要なようです。(エビングハウスの忘却曲線)
自分の感覚としても、毎日ちょっとだけ練習する方が練習効果が高いと感じます。
「短期集中」で練習効果が薄いと感じる人は「毎日ちょっとだけ練習」を試してみるのも良いかもしれません。
継続して練習するには
毎日少しづつ練習する
練習を楽しめている時は継続を継続しやすいですが、
練習が億劫に感じてしまうと続かなくなると思います。
その場合は、「少しの練習ならやってみるか」と思える程度の練習時間を設定してみるもの良いかもしれません。
練習時間を記録する
練習日時、練習累計時間、コンディションなどを記録すると、自分の練習に対する
傾向が見えてくると思います。
例えば、
「この曜日は練習が乗りにくい傾向があるので、休息日にしよう」
「毎日続けると、練習が面白くなるので、なるべく休まないようにしよう」
「夜の時間帯の練習は集中力が上がらないので、朝起きてすぐにやろう」
といった傾向が見えるかもしれません。
そうすれば、自分にあった練習タイミングや時間を設定しやすくなると思います。
練習の目標の立て方を工夫してみる
例えば、「ライブや演奏会などに出て演奏する」といった目標は、初心者のうちは、
目標が大きすぎて、どのくらい練習すればよいのかイメージがつかなくて、
(どれだけ練習をしても間に合わない気がして)
挫折しそうになります。
練習が続かない人は、「すぐに達成できそうな小さな目標」を設定してみるのも良いかもしれません。
「毎日、任意の4小節を5回連続ミスなく弾けるようにする」
「テンポを昨日より2だけ上げて弾けるようにする」
「目標を達成できたら、その日の練習は終了して良い」
といった設定をすれば、ゲーム感覚で練習ができる良いかもしれません。
もし、小さな目標が物足りなく感じてきたなら、目標を設定し直して、
少しずつ大きな目標にしてくのが良いと思います。
そうして、達成を積み上げていければ、練習も楽しくなってくるかもしれません。